インドネシアにおける勤務態度について
~における、とか書くと少し堅い感じがするね。
今日は勤務態度というかAbsensi*1について書きたい。
毎度書いているが、インドネシアなんて言っても実際はむっちゃ広いから、当然ながら企業も人もピンキリなわけで、ジャカルタにオフィスを構える大企業や、大きな工業団地に工場がある一流企業では、出欠で悩まされることが必ずしも多くはないだろう。
つまり無断欠勤するやつは、すぐに契約を切ればええわけだし、代わりの人材も簡単に見つかるわけで、そうやって厳しくやっていれば、自然に出欠状況は改善されていくはず。
ただ、まあ今年もハリラヤ*2の休暇が終わった最初の出勤日、ジャカルタの公務員が4千人くらい無断欠勤したらしいし、やっぱり基本的にインドネシア人の感覚としては、無断欠勤なんて大きな問題ではないのだろう。
そこで我々のような零細企業である。
首都の公務員がそんな感じなのだから、田舎の工場なんていうのは無断欠勤がたくさんいる。
もちろん他の企業と同じで、無断欠勤には厳しく対処する。
ただ、である。
こっちは人材の確保が難しい。インドネシアも今は仕事を探すのが難しいから、代わりの人間はいくらでもいるわけで、正確には優秀な人材の確保が難しいのだ。
田舎の工場で働こうとする子なんてのは、工業団地で雇ってもらえないような子たちや能力が低くて解雇された子であるわけで、そういった子たちはスキルもないことがほとんどで、その子たちを雇うということは、またイチから習熟を行う必要があるということだ。
だから、できることなら現状のスキルをすでに持っている人間で回せるのが理想的なわけだけど、無断欠勤をするから解雇せざるを得ない。
ジレンマ!
もちろんスキルあるからとか言って、無断欠勤を許していたら、そっちの方が後々大きな問題になるから、そこは厳しくやるわけだけど、悩ましいところ。
まあ出欠についてはいつも気を配っておいて、良くない兆候が見えたときには、即座に注意喚起をすることが大切だと思う。